予定入院、急な入院に備えておきたい物品

入院に必要な物品

皆さんは今まで入院したことありますか?

病院に入院したことがない方にとっては何が必要か検討もつかないかもしれません。また、急な入院となった際に何が必要か、なぜ必要かということも踏まえて説明しておくと今後に備えられるかもしれないと思ったので、看護師目線で説明していきます。

それでは、入院に必要な準備をリストアップして簡単に説明していこうと思います。

入院に必要な必須物品

身分証明書・保険関連

  • 健康保険証
  • 診察券
  • お薬手帳
  • 服用中の薬

上記は必須です👆予定外の入院の場合はもちろん後日で良いので安心してくださいね。

病院によって違うとは思いますが、お薬に関しては忘れてきた場合、入院先の病院が処方してくれるところも多いです。後日で問題なければ後日持ってくると良いと思います。

予定外の入院の場合は上記持ち合わせていないことがほとんどですからね〜。

洗面用具

  • 歯ブラシ、歯磨き粉、コップ
  • 石鹸、洗顔料
  • くし、ブラシ
  • シャンプー、リンス
  • ボディソープ
  • タオル(フェイスタオル、バスタオル)
  • 男性の場合は髭剃り

洗面用具は必須ですね。予定入院の場合はしっかりと用意しておきましょう。
予定外の入院の場合、後日ご家族の方に持参していただきましょう。


ここで単身赴任の方や身内がいないよ〜って方の場合はどうすれば良いか説明します。
病院によっても違うのですが、病院内にはコンビニが設置されているところが多いと思います。病院内のコンビニって町にあるコンビニと違って、上記洗面用具やオムツといった入院に必要な物品が販売されていることが多いです!
絆創膏やガーゼなどといった医療用品もあったりします!
体が動かせる場合は買いに行くと良いです。大体揃ってます。
体が動かせない場合は看護師さんに頼みましょう。買いに行ってくださいます。


男性の場合は髭剃りと書いてありますが、できれば電気シェーバーが好ましいです。自分でそれない場合は看護師が剃りますのでT字カミソリなど皮膚を傷つけてしまう可能性が高いものは使えない病院もあります。ご参考までに・・・。

衣類

  • パジャマ(前開きタイプが便利)
  • 下着
  • 羽織りもの(カーディガンやベスト)
  • 室内履き(滑りにくく、かかとのあるもの)

パジャマに関しては必須ではありません。病衣があるところがほとんどだと思います。

しかしながら病衣もお金が発生してくるところがほとんどだと思います。

もちろん新品ではなく洗濯されているものですが、1回着るのに50円とか、大体そのくらいの料金が発生します。それなら自分のがいいやって人は持っていくと良いです。

前開きであったり、通気性のいいものを推奨します。また、患者様の状態によっても違うので、病衣の方が着やすい状態であればお金が発生したとしてもそちらを選択するのが無難と思われます。

前開きが好ましい理由としては色々ありますが、心電図を装着することや、皮膚の観察・処置などで胸を開けることも多いです。前開きだと患者様へもご負担が少なく簡単に着脱できますので好ましいです。

室内履きに関しては履きやすいものがいいです。手術をされる方は翌日楽に体を動かせないこともありリハビリが必要となるケースもあります。スッと履けるものを選んでください。高齢の方は転倒が怖いので滑りにくいものを選択してください。

あったら便利なもの

  • ミニサイズのトートバッグ
  • はさみ
  • 爪切り
  • 耳かき
  • 保湿クリーム
  • リップクリーム
  • ウェットティッシュ
  • 携帯電話と充電器
  • 本や雑誌
  • ラジオやイヤホン
  • 筆記用具
  • ティッシュペーパー
  • ストロー付きコップ
  • ビニール袋
  • 時計

ミニサイズのトートバックというのは持ち運べるサイズの身につけられるバックのことですね。入院中に検査に降りる時など、貴重品を置いておくのが不安な場合はバックに入れて持ち運ぶことをおすすめします。おそらくどの病院でも貴重品棚があり、鍵をかけられるようになっているとは思いますが、それでも不安な方はそのようにすると良いと思います。

ハサミは病院によっては、また精神科などは持ち込み禁止となっていることがほとんどだと思いますので注意してください。ハサミを使う時があるとすればお薬を切る時、もしくは趣味に使用する目的で病院でも使用したいということであれば相談してみてください。

病院は割と乾燥していることが多いので保湿クリームがあるといいと思います👌

イヤホンは、大部屋であると必須だと思います。テレビ、携帯、ラジオなど音が出るものは、他の患者様もおられますのでイヤホンを使用してください。基本的に病院は体調の悪い方が入院されている場所です。モラルを持った行動を心がけてください。

筆記用具はなくても大丈夫ですが書類の記入などにボールペンの使用が必要かと思います。病院にも必ずあるので絶対に持っていかなくてはならないものではないです。

ストロー付きコップはあると非常に便利ですね。自分で起き上がれなかったりする場合はストローがついているタイプだと溢れる心配もなく飲みやすいので便利です。吸い飲みといったものもあります。

時計は病院自体には必ずあると思いますが、部屋の全てにあるわけではないと思いますので、あると便利です。今となっては携帯を持っている方がほとんどだと思いますが、高齢者の方などは目覚まし時計のようなものが一つあるといいと思います。自由に身動きが取れない際は見える場所に置いてあると時間の感覚もわかりますし、環境の変化に伴うせん妄(一時的に注意力や思考力が低下し幻覚、妄想、興奮が生じること)を予防することもできます。

これは持ってきたらダメ〜NG物品〜

火器類・爆発物

  • ライター
  • マッチ
  • タバコ
  • 花火
  • 火薬

火器類は非常に危険です。私の経験上、入院してもこっそりトイレでタバコを吸われる方結構多いです。本当にやめてください。場合によっては強制退院となります。なぜ当たり前に吸おうと思えるのか、私には全く理解不能です。様々な理由がありますが、まず第一に爆発するからです!病院では酸素を必要としている患者様が多いです。酸素があるところで火を扱うと爆発しますよね。それが一番の危険です。また、副流煙ももちろんダメですよね。ただでさえ病状の悪い患者様がおられます。最期を過ごされている方もおられます。全てはモラルの問題です。アイコスならいいやという考え方もやめてください。副流煙ありますからね。周りを考えた行動をしましょう。

薬品類

  • アルコール類
  • シンナー類
  • 違法薬物

はい、当たり前にダメです。強制退院です。

貴重品

  • 必要以上の現金
  • ノートパソコン
  • タブレット端末
  • ブランド品

こちらは禁止されているものではありませんが、紛失や破損のリスクがありますので、持って来られる際はリスクを踏まえた上で持ち込んでください。

コロナ禍で面会が制限されていた時期もありますが、現在面会は多くの病院で許可されているかと思います。ご家族だけの場合もありますが、病院は誰しもが出入りできます。正直私たち看護師も全て把握できているわけではありません。現金が盗まれるケースは正直何度か見てきました。それが誰なのかはわかりませんでしたが、貴重品に関して信用できるのは自分だけだと思ってください。

また、最近は高齢者の方でもご家族が携帯を持たせてあげたいということで使用されないものの持って来られるケースがあります。構いませんが、失くされることが多いです。認知症の方やせん妄を発症するケースではゴミ箱に入れてしまったり、壊してしまったり。私たち看護師はもう捨てられたであろう大量のごみを地下まで行って探します。しかしながら見つかることは少ないです。
持ち込まれる前に破損や紛失の可能性は説明します。それでもということであれば責任は負えません。たまにそれを説明した上でも激高されるご家族様もおられます。勘弁してくださいが本音です。

まとめ

・予定入院であれば一つずつこの記事を見ながら準備して入院に備えることが可能ですね。予定外の入院であれば後日でいいことがほとんどなので焦らず準備してくださいね。

・独り身の方、単身赴任の方は病院のコンビニ等で揃えられることがほとんどなので心配しないでくださいね。

・NG物品は必ず把握お願いします。何よりもモラルが大切です。常識のある行動をお願いいたします。

記事を読んでくださりありがとうございました。今後自分自身やご家族など入院になった際にはぜひ参考にしてください😊

ご意見ありましたらコメント、お問い合わせフォームにて承っております。

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