アンガーマネジメントしてる?

アンガーマネジメント

看護師として働き始めてから常々思っていることがあります。私ってこんな怒りっぽかったかな?
怒るというよりはイライラするといった感じです。看護師に限らず世の中の働く大人たちは誰しもが思うことなのではないでしょうか。
もちろん全員ってわけじゃないと思いますが、イライラすることもありますよね。
そんな時どうやって対処していますか?私はいまだに怒りのコントロールがうまくできていないと思います。顔に出てしまったり、態度に出てしまったり・・・。
職場の人間関係はとっても大切です。それだけでなく、患者さんにイライラを見せてしまっては看護師失格なのではないか、とか。
自分の怒りとうまく付き合うためにちょっとここでアンガーマネジメントについてまとめてみることにしました。私と同じように悩んでいる方の参考に少しでもなれたら嬉しいです☺️

アンガーマネジメントは、怒りを理解し、適切に対処するためのスキルを身につけることを目的としています。怒りは自然な感情ですが、これを制御できないと、健康や人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。アンガーマネジメントを学ぶことで、怒りを建設的に表現し、ストレスを軽減することが可能になります。

アンガーマネジメントは、怒りを完全に抑制するのではなく、怒りと上手に付き合い、適切に表現する方法を学ぶことを目的としています。1970年代にアメリカで生まれたこの概念は、当初DVや軽犯罪者の矯正プログラムとして開発されましたが、現在では一般化し、多くの企業研修に取り入れられています。

  1. 自己認識の向上
    自分の怒りのトリガーを理解することが第一歩です。何が自分を怒らせるのかを知ることで、事前に対策を講じることができます。
  2. 深呼吸
    怒りを感じたときには、深呼吸をすることで心を落ち着けることができます。数回の深呼吸を行うことで、冷静さを取り戻すことができます。
  3. タイムアウト
    怒りが高まったときには、一時的にその場を離れることが効果的です。冷静になる時間を持つことで、感情的な反応を避けることができます。
  4. コミュニケーション
    自分の感情を適切に表現することが重要です。相手に対して攻撃的にならず、自分の気持ちを伝える方法を学びましょう。
  5. 問題解決
    怒りの原因を特定し、それに対する解決策を考えることも大切です。問題を解決することで、怒りを軽減することができます。

こうやって見ると意外と簡単そうにも見えますね。でも実際怒った時って頭は真っ白、顔は真っ赤っかでここまで冷静にはなれないものですよね・・・。でも知っているのと知っていないのでは全然違うし、実践しようとする気持ちが何よりも大切に思います。

自己認識といった部分で私の怒りポイントはどこなのだろう・・・。と考えました。
仕事で忙しくなった時イライラしてしまうところがあります。最近では輪番(救急の受け入れ日で予定外の入院が複数ある日のこと)に入院を取らない先輩、後輩にイライラしてしまいます。特に夜勤とかスタッフが少ない時の入院は誰が入院を取るかでいつも現場はピリピリするような気がします。私はいつも率先して入院をとりますと口にするのですが、そんな日が連日重なると、どうして誰も取るって言わないの!と苛立ってしまいます😭
どんなに忙しくても入院取ると言ってしまう私にも問題はあるのですが・・・。忙しいとイライラする私なので、たまには頼って入院をとってもらう日も作ろうと思います。

そして忙しいときはとにかく深呼吸ですね!ため息と勘違いされないように深呼吸していきます😂

その場を一度離れることも大切みたいです。仕事の場合は離れるというのは難しい時もあるかもしれませんが、特に忙しい時は。でも意識することですよね。

攻撃的にならずに相手に気持ちを伝えること。職場などで苛立った時は相手に伝えることすら面倒くさくなりますが、これが友人や家族であった場合は絶対に伝えるべきなんじゃないかなと思いました。逃げてても解決しないので。職場でもめんどくさがらず実践していきたいですね。

近年、職場でのハラスメント防止や働きやすい環境づくりの一環として、アンガーマネジメントの重要性が高まっています。厚生労働省の調査によると、約60%の労働者が強いストレスを感じており、その中で30%以上が職場の人間関係を原因としています。アンガーマネジメントは、これらの問題に対処し、より健全な職場環境を創出するための有効なツールとして注目されています。アンガーマネジメントを実践することで、仕事への集中力向上、社員のモチベーション向上、人間関係のコスト削減など、様々な面で職場の生産性と雰囲気を改善することが期待できます。

働く人たちの全てに重要なアンガーマネジメントだとは思いますが、特に管理職の方や経営者として従業員の方々を雇っているような人には一番知ってもらい、働く人たちに伝えていくべきことだと思います。また、看護師といった職員同士だけでなく患者とのコミュニケーションも密に行うような職種は特に重要だと思います。患者さんからは日々理不尽なことを言われたり、時には暴力を振るわれることもあると思います。怒ったらダメとは言いません。私には言えません。その苦痛は本当に計り知れないから。だけど自分を守るために、一度冷静になれる自分がいることもとても大切なんだと思います。

アンガーマネジメントは、怒りを健康的にコントロールするための重要なスキルです。自己認識を高め、適切なテクニックを用いることで、怒りを建設的に扱うことが可能になります。日常生活においてこれらの方法を実践し、より良い人間関係を築いていきましょう。

また日記をつけたり、こんなふうにブログを書くこともひとつの方法だと思います。私もさっそく明日から実践していこうと思います。

このブログを見てくださったあなたがより良い人間関係を築き、働きやすい職場となることを願っています🌸

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